三愛小児科・アレルギー科

 

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マイコプラズマ

マイコプラズマ

咳の原因は、ほとんどの場合、ウイルス感染症なので、抗生物質は無効です。

マイコプラズマ肺炎について、報道されていますが、確定するのは、簡単ではありません。
のどの検査(抗原)の、検出感度は 高くないと考えます。
すなわち 陽性なら 感染していると判断できますが、陰性でも まだ 感染初期だから であって、その可能性を 否定出来ません。
血液検査で 抗体 を  2週間間隔で 2回測定し 上昇していたら 確定出来ますが、診断まで時間が かかります。
そのため、1回だけの検査で 推定したり、周囲に検査陽性の方が  おられるかなど お聞きいたします。
そうすると、以外に 検査で 陽性が確定した方は 少ない事に 気が付きます。
肺炎に関しては 、体温、咳嗽の程度、努力呼吸の有無、呼吸数、聴診器での所見で推定します。
レントゲンは有用ですが、よほどの症状がなければ 撮影しない検査です。
まず、先入観にとらわれず、咳嗽の原因を 判断することが大切です。
マイコプラズマを強く疑った場合に限り、クラリスロマイシン、アジスロマイシン、ミノマイシン、トスフロキサシンなどを 処方して観察します。いきなり 強い薬は処方いたしません。

2024-10-30 21:22:50

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